最近はPayPayやLINE Payといった決済アプリに注目が集まっていますね。
キャンペーンも頻繁に行われていて、PayPayやLINE Payを一度は利用した事があるという方も増えてきているのではないでしょうか。
私も仕事柄決済アプリはよく利用するのですが、PayPayとLINE Payの違いについて気になっていました。
どちらのアプリも使った事があるのですが今後どちらのアプリをメインの決済アプリとして使っていくのか迷っているところです。
それぞれに特徴があるので、PayPayとLINE Payの違いをまとめてみました。
特にアプリに登録するクレジットカードの扱いに関して大きな違いがあると感じたのでその辺りを中心に解説したいと思います。
PayPayとLINE Payの大きな違い
PayPayもLINE Payも決済アプリという位置付けなので、基本的には残高にチャージしてチャージした金額を決済に利用できるという仕組みがあります。
そしてPayPayやLINE Payを経由して支払いするとポイントが還元されるという仕組みも同じです。
そんなPayPayとLINE Payの違いで個人的に最も大きな違いがあると感じたのはクレジットカードの扱いです。
どちらの決済アプリでもクレジットカードを登録する事ができるのですが、そのクレジットカードの使い方や役割が大きく違うのです。
それぞれの決済アプリでクレジットカードの扱いについては特に以下の3点に注目。
- 登録できるクレジットカードの種類(ブランド)
- クレジットカードでの支払い条件
- 還元されるポイント
それぞれの違いについて詳しく解説します。
登録できるクレジットカードの種類(ブランド)
登録できるクレジットカードの種類(ブランド)にも違いがあります。
LINE Payの方が多くの種類のクレジットカードを登録できます。
具体的にはそれぞれ以下のようになってます。
PayPayに登録できるクレジットカードのブランド
- Visa
- MasterCard
- Yahoo !カード
LINE Payに登録できるクレジットカードのブランド
- VISA
- MasterCard
- JCB
- American Express
- Diners Club
PayPayアプリにはJCBやAmerican Express、Diners Clubといったブランドのクレジットカードは登録できないようになってます。
クレジットカードの種類をより多く扱えるのはLINE Payという事になります。
クレジットカードでの支払い条件
決済アプリに登録しているクレジットカードを使って決済する時の条件に付いても大きな違いがあります。
個人的にはこの違いがPayPayとLINE Payの最も大きな違いなのではないかという気もしています。
PayPayに登録したクレジットカードでの支払い条件
PayPayに登録したクレジットカードは、PayPayが使用できる加盟店であればどこのお店でもPayPayアプリを経由してクレジットカードでの決済ができます。
LINE Payに登録したクレジットカードでの支払い条件
LINE Payに登録したクレジットカードは、LINE STOREなどのLINE関連サイトでしか利用できません。
実際のお店ではLINE Payを経由したクレジットカード決済ができないという事です。
クレジットカードを登録してもLINE Payではお店での買い物に使えないのでクレジットカードの代わりとしてはあまり意味がない状態です。
しかし、その代わりに別の方法が用意されています。
※別の方法は後の項目で別途解説してます
還元されるポイント
PayPayやLINE Payを使って支払いをするとそれぞれポイントが還元されます。
よく利用するクレジットカードを選ぶ時の目安にもなりますが、ポイント還元は決済方法を選択する大きなメリットの一つですよね。
キャンペーンなどでポイント還元が20%になるといった事もありますが、通常のポイント還元率の違いを確認しておきましょう。
ポイント還元に関してはPayPayとLINE Payでは違いがあります。
PayPayのポイント還元率
PayPayを使って決済した時に還元されるポイントは0.5%。
LINE Payのポイント還元率
LINE Payのポイント還元率は0.5%~2%までと幅があります。
この幅は前月の利用金額によって翌月の還元率が変わる『マイカラー』システムが採用されています。
マイカラー別のポイント還元率
・グリーン(決済金額が月10万円以上)
⇒ 2%
・ブルー(決済金額が月5万円~9万9,999円)
⇒ 1%
・レッド(決済金額が月1万円~4万9,999円)
⇒ 0.8%
・ホワイト(決済金額が月0円~9,999円)
⇒ 0.5%
このように、LINE Payでは前月の決済金額が多ければ多いほど翌月のポイント還元率も高くなるという仕組みです。
ポイント還元率が最大2%にまで高くなるのは嬉しいですが、LINE Payではクレジットカードの決済ができないので微妙と感じる方も多いでしょう。
そこでLINE Payが用意しているのがLINE Payカードというカードなのです。
LINE PayはクレカよりもLINE Payカードが便利
LINE PayカードはプリペイドカードでJCBブランドのカードです。
基本的にはLINE Payにチャージされた残高から自由に支払いをする事ができます。
そして、JCBカードが使えるお店であればどこのお店でも使う事ができます。これがLINE Payのメリットの一つです。
LINE Payの加盟店ではないお店でもJCBブランドが使えるお店であればLINE Payカードを使ってLINE Payで支払いができるという仕組みなのです。
LINE Payに登録したクレジットカードはお店での支払いに使えないのでほとんど役に立ちませんがLINE Payカードを使えばその状況が一変します。
そして利用金額に応じて最大2%のポイント還元が受けられるのも嬉しいです。
決済アプリに登録したクレジットカードで支払いをするという点においてはPayPayの方が便利ですが、通常のポイント還元という点においてはLINE Payの方がお得な感じですね。
PayPayとLINE Payは結局どっちがお得?
PayPayとLINE Payは結局のところどっちがお得なのか。
これは使い方や使用頻度によって変わると言えそうです。
今持っているクレジットカードをそのまま使ってポイントも貯めたい場合にはPayPayを使った方が良いでしょう。
しかし、ひと月の利用頻度も多く利用金額も5万円や10万円を超える方はLINE Payカードを発行してLINE Payカードを使ってLINE Pay支払いする方がお得なポイント還元が受けられます。
ひと月だけではポイント還元の差も小さく感じるかもしれませんが、一年、三年、五年と続けていくと数万円~数十万円という金額の差になっていく可能性があります。
PayPayやLINE Payといったスマホを使った決済はキャッシュレス化に向けて今後更に加速していくと言われてます。
少しでもお得で便利に使えるよう、ここで解説した決済アプリの違いなどが参考になれば幸いです。
ちなみに、LINE Payカードの申し込み方法や利用方法などは以下で詳しく解説してるので気になる方は参考にどうぞ。
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