LINE Payを使っている方はチャージしている残高を使って決済していますが、どうしてもお金が必要な時や銀行口座に振り込みしないといけない時などもあるでしょう。
LINE Payには出金機能が付いていて、残高のお金を銀行口座に入れたりセブン銀行ATMから引き出す事ができます。
自由に出金できるというのはありがたいですが、出金するための条件や注意点などもあります。
このページではLINE Payの出金について情報やLINEポイントの現金化についてまとめました。
LINE Payから今すぐお金を引き出したい時や出金機能で気になる事がある方は参考にして下さい。
LINE Payの出金とは?
LINE Payにチャージしてあるお金は『出金』機能を使って現金化する事ができます。
出金とは、お金を出す事を指しますが、LINE Payにおける出金は2つの意味があります。
一つは登録している銀行口座への出金。
もう一つはセブン銀行ATMを使った出金です。
出金方法については後の項目で詳しく解説しますが、LINE Payから出金する場合はこの2つの方法しかやり方がありません。
しかも、それぞれのやり方が全く違ううえすぐに現金化できるのはATMからの出金となります。
LINE Payの出金に関しては少し細かい条件などもあったりするのでそれらを以下でまとめてみました。
出金する時の条件
LINE Payの出金でチャージ金額をお金に変える事ができますが、最初に押さえておきたい条件などもあったりします。
出金前に以下の条件を確認しておきましょう。
- 出金する前にLINE Moneyにアカウント移行しておく事
- 出金する金額+手数料(220円)が最低必要
LINE Payの出金を利用するにはこれらの条件を満たしておく必要があります。
LINE Moneyアカウントとは、本人確認ができているアカウントの事を指します。
LINE Payの本人確認は銀行口座登録をするだけで完了するので、銀行口座登録をしている方であればこの点はクリアできている状態です。
もう一つの条件として、出金する金額の他に手数料(220円)が必要となります。
手数料は1回の出金ごとに必要となるので注意しましょう。
この手数料を含めた金額がLINE Payの残高に残っていなければ出金はできません。
また、セブン銀行ATMを使った出金の場合には最低出金金額が1,000円からと設定されているので、手数料と合わせて1,220円の残高がないと出金できないという事になります。
残高が少ないうちは出金手数料の方が多くなって損をするというケースもあり得るので出金する際にはその辺も考慮した方が良いでしょう。
LINE Payの出金方法
ここからはLINE Payの残高を出金する方法について解説します。
出金と言っても銀行口座にお金を入れる方法と、今すぐ現金化して引き出す方法があります。
銀行口座へ出金する時のメリットとセブン銀行ATMを使って出金するメリットは全く違います。
それぞれ出金のやり方も全く違うので、出金するお金をどうしたいか?という目的から出金方法を選んだ方が良いでしょう。
LINE Payに登録している銀行口座へ出金
まずはLINE Payの残高を銀行口座へ入れる方法についてです。
LINE Payに登録している銀行口座へ出金するには以下の方法で行います。
- LINEアプリを起動し、ウォレット画面の『LINE Pay』をタップ
- LINE Pay画面の『設定』をタップ
- 設定画面にある『出金』をタップ
- 出金する銀行口座を選択
- 出金する金額を決めて『確認』をタップ
- 確認画面で出金する金額と手数料を確認して『出金』をタップ
これでLINE Payにチャージしているお金の残高を出金して銀行口座にお金を入れる事ができます。
銀行口座への出金はその場ですぐに行えるのがメリットと言えますね。
セブン銀行ATMのようにセブンイレブンまで移動しなくても良いですし、パッと手続きできるので手間もほとんど掛かりません。
また、出金は1円からでも可能です。
さすがに手数料を220円払って1円の出金をするという人はいないでしょうが、少額でも出金できるのは何か必要なタイミングなどもあるかもしれません。
融通が利くという意味では多少のメリットでもありますね。
セブン銀行ATMから出金(今すぐ現金化)
セブン銀行ATMから出金するには以下の方法で行います。
- LINEアプリを起動し、ウォレット画面の『LINE Pay』をタップ
- LINE Pay画面の『設定』をタップ
- 設定画面にある『出金』をタップ
- 『セブン銀行ATM』をタップ
- 出金方法の説明画面が表示されるので画面下の『次へ』をタップ
- セブン銀行ATMの画面で『スマートフォン出金・入金』をタッチ
- セブン銀行ATM画面に表示されたQRコードをスマホのコードリーダーで読み取る
- QRコードを読み取ると『企業番号』と『認証番号(ワンタイムパスワード)』が表示される
- 企業番号をセブン銀行ATMの画面に入力して『確認』をタッチ
- 認証番号をセブン銀行ATMの画面に入力して『確認』をタッチ
- 出金する金額を入力して出金
これでセブン銀行ATMからLINE Pay残高を出金する事ができます。
セブン銀行ATMを使って出金する一番のメリットはその場で現金化できるという点ですね。
セブンイレブンまで移動しなければいけませんが、外出中に急にお金が必要になった時などに使えます。
ただし、セブン銀行ATMで出金する場合は最低でも1,000円からとなります。
1,000円未満の残高しかない場合には出金できないという事になるので注意が必要です。
また、手数料も銀行口座の出金と同じく一回の出金で220円必要となるので、実質1,220円の残高以上でないと出金できません。この点も覚えておきましょう。
セブン銀行ATMからLINE Payカードで出金(簡単)
セブン銀行ATMから出勤する時にLINE Payカードを使って出金する方法もあります。
LINE Payカードを使って出金するには以下の方法で行います。
- セブン銀行ATMにLINE Payカードを入れる
- 『ご出金』を選択
- LINE Payカードに設定している暗証番号を入力
- 出金したい金額を入力
これでLINE Payカードを使ってセブン銀行ATMから出金することができます。
LINE Pay残高の出金方法としてはLINE Payカードを使った方がかなり楽なのでおすすめです。
LINE Payカードを持っている方でLINE Pay残高を出金したい時はこちらの方法で出金すると良いでしょう。
LINE Payから出金する時の注意点
LINE Payから残高を出金する時に気になる点や注意点についてまとめました。
基本的には最初に解説している出金の条件を満たしていれば問題なく出金が出来ますが、以下のような場合で出金できないというケースもあるので一応確認しておくと良いでしょう。
出金できる時間や曜日
銀行口座への出金に限り、出金できる時間や曜日に制限があります。
LINE Payの出金は銀行が開いている曜日と時間でしか出金の手続きができません。
つまり、出金できるのは平日の9時~15時までとなります。
それ以外の時間帯や曜日(土日と祝日)には銀行口座への出金が停止しているので注意しましょう。
どうしても時間外や土日祝日に出金したい時にはセブン銀行ATMから出金するようにしましょう。
出金できる限度額は?
LINE Payから出金できるお金には一日の限度額が設定されています。
銀行口座への出金とセブン銀行ATMへの出金とで設定されている限度額が違うので注意が必要です。
・銀行口座へ出金する時の限度額
⇒ 一日10万円まで
・セブン銀行ATMから出金する時の限度額
⇒ 一日1万円まで
このように、出金方法によって一日に出金できる金額の上限が違います。
もし現金化する金額の上限を増やしたい場合には以下の方法で設定変更もできます。
出金できる限度額の上限を増やす方法
2020年1月のアップデートでLINE Payから出金できる限度額を増やすことができるようになりました。
LINE Payから出金できる限度額を増やすには以下の方法で行います。
- LINEアプリを起動し、ウォレット画面の『LINE Pay』をタップ
- LINE Pay画面の『設定』をタップ
- 『アカウントタイプ・利用限度額』をタップ
- 『本人確認』をタップ
- LINE Pay本人確認の画面が表示されるので、説明に沿って本人確認を行う
- 本人確認の完了後、LINE Pay画面の設定から『アカウントタイプ・利用限度額』をタップ
- 限度額を変更したい項目をタップ
- LINE Payのパスワードを入力
- 限度額の変更が完了
※過去にLINE Payで本人確認をしている場合でもあらためて本人確認が必要みたいです
※本人確認を申請してから承認されるまで数日必要になります
※私が実際に本人確認を行った時は2日ほどしてから本人確認の認証連絡がきました
これでLINE Payから出金できる限度額を増やすことができました。
限度額の変更後は以下の金額まで出金ができるようになります。
・銀行口座へ出金する時の限度額
⇒ 一日100万円まで
・セブン銀行ATMから出金する時の限度額
⇒ 一日10万円まで
LINE Payで出金を利用する機会が多い方は限度額を上げておくと出金の回数も減らせるかもしれません。
LINEポイントも現金に交換できる?
これまではLINE Payにチャージされている残高を出金する方法について解説してきましたが、LINEポイントについても現金で出金できるのか気になる方は多いようですね。
(※LINEポイントとは、LINE Payで支払いや決済をした時に還元されるポイントです。)
LINE PayはLINEポイントの還元率が高く設定されていたので利用者が増えていたのですが、これまでに貯まったLINEポイントも現金化できればうれしいですよね。
結論からいうと、LINEポイントを現金に交換する事はできなくなりました
これまでは、LINEポイントをLINE Pay残高に交換して、そのLINE Pay残高を出金するというやり方で現金化することができました。
しかし、2020年以降はLINEポイントをLINE Pay残高に交換する仕組みが廃止されてしまったのでLINEポイントを現金化する方法が使えなくなりました。
LINEポイントが貯まっているのに現金化できないのは残念ですが、LINE Payのコード支払いなどでLINEポイントを利用することはできます。
最近はLINE Payのコード支払いが使えるお店も増えているので、そういったお店で支払いする時に余っているLINEポイントを活用するのが良いでしょう。
LINE Payボーナスは出金できない
LINEポイントと似ているポイント還元制度でLINE Payボーナスというものがあります。
LINE Payボーナスは2019年にLINEポイントとは別のサービスとして導入された新しいポイント還元の仕組みです。
LINE Payボーナスについては以下でまとめているので気になる方は参考にどうぞ。
関連リンク
LINE PayボーナスはLINE Pay残高に含まれているのでそのまま出金できるのかと思っている方も多いでしょうが、LINE Payボーナスは出金できないので注意が必要です。
通常、LINE Pay残高を見るとLINE Payボーナスを含んだ金額が表示されています。
しかし、実際に出金できるのはLINE Pay残高からLINE Payボーナスを引いた分のみとなります。
つまり、LINE Pay残高の金額を見てそのまますべて出金できるというわけではないのです。
LINE Payを出金する場合には、LINE Pay残高のうちLINE Payボーナスがいくら含まれているのかしっかりと確認しておくようにしましょう。
今すぐ現金化したい時だけ出金を活用
LINE Payの出金は現金化できるのがありがたいですが、やはり手数料の220円というのが気になるところですね。
基本的にはLINE Payの残高にお金を入れておいて、どうしても今すぐ現金化しなければいけない場合やお金を引き出したい時にだけ出金するのが良いでしょう。
LINE Payを使う機会が増えれば増えるほどLINEポイントも貯まりやすくなります。
気付いた時には数千ポイントたまっていたという事もあるでしょうから、そういう時にはLINE Payのコード支払い時にLINEポイントを使って支払いをすると良いですね。
今後LINE Payを利用できるお店がもっと増えればLINE Pay残高を出金する必要もなくなってくるかもしれません。
そういう意味でもLINE Payの加盟店はもっと増えていってほしいですね。
出金しなくてもLINE Payだけでどこでも支払いができるようになれば出金手数料を気にする事もなくなりそうなので今後の広がりに期待したいです。